グローバルスタンダードに根差した街づくり

タンゴダンサー

2011年05月25日 11:04

5月25日
やっぱサクラマス釣れるんじゃないか。
今、岩手の沿岸の船釣りでは近年考えられないほどの量のサクラマスが釣れています。
原因は、定置網や延縄などの漁業用の網が無いこと。
その量は、俺が予測していたよりもはるかに多い。
なんだ、やっぱ日本は魚多いんだよね。
それを釣れなくしていたのはやっぱり漁業の関係で。
わざわざカナダに釣りに行かなくたって、きっとサケだって日本もカナダに負けないくらい釣れるんだ。
問題はそれをぱっと網ですくって漁業資源にしてしまえば、毎年決まった金額にしかならないし、
気候や不良の影響を受ければ、漁獲高は変動するし。

一方、これをうまく利用してカナダのように観光資源にも利用すれば、漁業者ばかりでなく、観光産業や地元に住む人にも恩恵が巡ってくる。しかも、企業誘致のような大きな投資は必要ない。だって、もともとある資源なんだもん。

要は、この貴重な「自然資源の価値の存在」を岩手や各沿岸市長村のトップが理解できるかということだ。
これにどれほどの価値があるということは、なかなか地元にずっといて他に出たことが無い人には理解しがたいかもしれない。
新しく他から何かを引っ張ってくることより、もともと地元にある資源の価値を再確認する。そしてその価値がグローバルスタンダードに照らし合わせていかに貴重なものかを理解できるか否かが、今後の街づくりを進めていくうえでカギとなるだろう。

今後、この構想が実現すれば、世界中から岩手の沿岸に観光客が押し寄せるだろう。
それだけのものが、ここにはある。さあ、どうする?

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